幸せを左右するもの…それは人間関係の質
「幸せ」に関する研究は多数あるのですが、どの研究にも一致していることがあります。それは、所得・学歴・社会的地位は、一定水準を超えると幸福度にはほぼ影響しないということです。
ハーバード大学の「ハーバード成人発達研究」によれば、幸福と健康を最も左右するのは「人間関係の質」であると言っています。この研究は子供世代にまで追跡が続いており、世界最長の幸福研究として有名です。ハーバード大学の男子学生268名(上層階級)とボストン地域の労働者層456名(一般階級)を対象に80年以上追跡しています。学生の中にはジョン・F・ケネディも研究資料の一部として扱われていました。定期的な面接、健康診断、心理検査などを行い、手紙や医療記録まで分析しています。初期の対象者の死後も家族を追跡し、世代間の幸福要因を研究しています。当初は「成功する人生とは何か」を探る目的だったのですが、長期追跡の結果、「成功よりも幸福を決める要因」を探るところに焦点が移っています。
人間関係の質に関しては、数ではなく「安心して頼れる関係」があるかどうかで、夫婦・友人・地域コミュニティなど形は問わないとしています。質の高い人間関係を手に入れるためには、何が大切なのでしょうか?それは、他者へ関心を持ち、感謝の気持ちを忘れないことに尽きます。
